「Feren OS」をフラッシュメモリーにフルインストールしてみた
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概要
「Feren OS」 (「Linux」ディストリビューション) の Live USB を作るのではなくて、フラッシュメモリーに対して、普通のインストールはできないのだろうかと疑問が生じたので、やってみたらできました。
使用したもの
「Feren OS」をフラッシュメモリーにフルインストールしたときに使用したものは次のとおり。
- Linux ディストリビューション
- 名称: Feren OS
- Version: July 2019
- ISO ファイル名: Feren OS x64.iso
- ISO ファイルサイズ: 1,866,203,136 バイト
- 光ディスク (インストール元)
- 種類: DVD-R
- 容量: 4.7GB
- 用途: データ用
- フラッシュメモリー (インストール先)
- Model Number: SanDisk SDCZ800-064G-G46 (USB フラッシュドライブ (USB メモリー))
- 容量: 64GB
- 読取速度: 200MB/sec
- 書込速度: 150MB/sec
フルインストールした理由
Live USB の場合、ソフトウェアの追加インストールがほとんどできないが、フルインストールの場合、大容量のフラッシュメモリーを使用すれば、ハードディスクドライブ (HDD) と同じように多数のソフトウェアをインストールすることができる。
フラッシュメモリーにインストールするメリット
- ハードディスクドライブ (HDD) やソリッドステートドライブ (SSD) が故障したり、取り外されていても、フラッシュメモリーを使用して、 PC を起動させることができる。
- ハードディスクドライブ (HDD) やソリッドステートドライブ (SSD) に対して、デュアルブート (マルチブート) 環境を構築する必要が無い。
- ハードディスクドライブ (HDD) やソリッドステートドライブ (SSD) よりも消費電力が小さいかもしれない。
- 複数の PC を所有していても、ソフトウェアのインストールは、フラッシュメモリーに対する一回だけで済む。
- 複数の PC を、同一の設定・デスクトップ環境で使用することができる。
注意点
- 転送速度が 40MB/s 以下のフラッシュメモリーを使用すると、ハードディスクドライブ (HDD) (転送速度 40MB/s ~ 200MB/s 程度) よりも遅いことになるので、ストレスの原因になるかもしれない。
- フラッシュメモリーには書き換えの上限 (寿命) があることから、別のストレージにバックアップする習慣が必要。
まとめ
容量が 8GB 以上のフラッシュメモリーを使用するのであれば、多数のソフトウェアをダウンロードして追加インストールできるように、 Live USB よりもフルインストールを選択したほうが良い。